慶事・贈答
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古来、日本では、人生の節目を「慶事」として祝う慣わしがあります。
ここでは、他のメニューで触れたこと以外の慶事についてと、慶事などで行われる贈答について解説します。
年齢
人生の節目を祝うのですから、祝う年齢が決まっています。日本の慶事では、満年齢を使用しません。もっとも、厳密に考えることはないでしょう。行事を行う日にちも、明治５年からは、新暦を使用していますから、行う日付も厳格ではないので、このあたりのことは、幅ができたことにより、便利になったと受け取って、都合に合わせる柔軟さとして歓迎しましょう。
とは言え、年齢の数えだけは、本当のところは知っておく必要があります。
- 満年齢：誕生日の前日に年をとる。
日本の法律で決められた現在公式な年齢です。生まれた日を誕生日とし、次の誕生日の前日に齢（よわい）を数えます。誕生日当日ではありません。閏日が影響しているのかもしれませんが、法律ではこう決められています。ここから注意が必要なことは、しきたりとして行事はともかく、公的な行事や権利の発生時には注意が必要です。義務教育の始まる日は、４月２日に満６歳の児童が小学校へ就学します。成人は、二十歳の誕生日の前日です。その日に犯した犯罪は、成人犯罪として扱います。
出産日は誕生日ですから、その前日はないので、０歳から始まります。
- かぞえ年
生まれた年の１２月３１日までを１歳。元日に齢を重ねます。日本の慶事はこの年齢を使用しますが、厳格に捉える必要はありません。満年齢でも、かぞえ年でも構わないようになっています。
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- 七五三
子供の成長を祝います。女児は３歳と７歳。男児は３歳と５歳です。行事の日付が決まっています。「１１月１５日」です。この日は、暦の上の根拠はありません。徳川綱吉が自分の子の祝いをこの日に行ったことが始まりです。もともとは、その年の「良い日」に行われました。多く行われたのは、「誕生日」、「正月の吉日」でした。現在では、家庭で都合のいい日に好みの神社（本来は氏神様の神社）でいつでも、祈願をしてくださいます。
３歳
男女とも、メインの事柄は、美容院、理髪店へ行き、散髪などを行います。本来は「おかっぱ頭」を初めて「結（ゆう）」儀式です。これを済ませて、祈願を受けます。
５歳
男児です。メインは、正装することです。本来は、初めて袴を付け碁盤に立たせました。碁盤は戦いの場を意味します。現代では、子供用の式服で構わないでしょう。
７歳
女児です。メインは、正装することです。本来は、着物の紐がこの日から帯に変わります。
七五三は子供の成長祝いですが、昔は、もっと深刻なことの克服を祝ったのです。当時は子の死亡率が非常に高く、７歳までは、神のものとされていました。現代では、記念撮影などをしてあげて単純に成長を祝ってあげればいいのです。
千歳飴は東京浅草寺が発祥です。
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＜以下、不定期、かつ、継続して加筆更新を行います。by O.Youki:7oct14＞
